【社会情勢】PS5発表からみる社会情勢【経済】
こんにちは!シンです。
今回はPS5発表からみる社会情勢について書いていきます。
PS5とはPlayStation5の略称で、一言で言うとSonyが作ったテレビゲームです。
僕は元々ゲームをそこそこしていたので(最近はあまりできていません)PS5が発表されたということで内容を見てみました。
PSシリーズは従来の機種もバージョン違いがありましたが、今回も2バージョン発表されました。
この2つは何が違うのかというと、ディスクを読み込める通常版とディスクを読み込めない(Digital Edition)という違いがあります。
従来のPlayStationはソフトとしてのディスクを読み込んでプレイするタイプが一般的でしたが、PS4の頃からディスク版とダウンロード版が併売されていました。
今回のDigital Editionはダウンロード版のみプレイできる機種になります。
メジャーな据え置き機では初のダウンロード版のみの本体になると思います。
10年ほど前に発売されたPSPgoもダウンロードのみの携帯ゲーム機でしたが、出す時代が早すぎたのかあまり脚光を浴びずにひっそりと消えていきました。
このダウンロードというシステムが経済の構造を大きく変えると個人的に考えています。
ゲームの他に本も電子書籍として購入してダウンロードすることで本屋に行かずにどこでも読むことができます。
これからこういった販売形態を取る業界は今後も増えていくと考えています。
そうなるとどうなるかというと、小売店や卸売りの経営に多大な悪影響を与えます。
現に本屋は大きく店舗数を減らしていますし、雑誌も売れない時代になっています。
雑誌なんかは物を買わずに定額で読み放題というサービスもあります。
こうなると構造が以下のようになります。
今までは
メーカー → 印刷所 → 配送 → 本屋 →消費者
という流れでしたが、
これからは
メーカー → サイト → 消費者
と中間層がごっそり抜けることになります。
そうなると小売りや卸売を生業とする業態は売り上げがなくなります。
これはデジタル化の影響です。
従来は実物としての価値が高かったですが、今はデータの価値も実物以上に価値を評価されています。
現にスマホゲームのガチャは従来のゲームセンターのガチャガチャをデータに変えたものになりますが、みんなこぞって実体のないデータを手に入れるためにスマホゲームのガチャを回しています。
一時期はデータを手に入れるために大金を投入してガチャを回すなんてバカらしい、と言われていましたが(今も言われてると思いますが)、それでも大金を投入して回す人は後を絶たないことは時代の変化が表れていると考えています。
電子書籍も提供しているサイトが閉鎖されたら読めなくなるものを購入するのはバカらしいと言われていましたが、本はかさばります。
その本をデータ上で管理することのメリットを知ると電子書籍から抜け出せなくなります。
とは言え、僕はビジネス書などは紙の本で読んで付箋をつけてすぐ見れることにメリットを感じています。
漫画は完全に電子書籍に移行し、適材適所で使用しています。
これは人間の価値観が変わってきている証拠だと思います。
この価値観の変化によって社会構造が今後大きく変わっていきます。
このような変化によって小売店は儲けを出すことができず、そもそも店舗を持つことすら大きなリスクになりつつあります。
店舗を持たずにネット上でビジネスが成立する世の中になりつつあり、この流れはコロナの影響によってより加速されるでしょう。
仲卸し業者を介さない動きというのは仲卸の代表格である市場でも加速しています。
従来は地方の漁港から豊洲市場に集められた後に競りに掛けられ、小売店やお店に運ばれますが、株式会社ウーオというベンチャー企業が提供するUUUOというサービスを使うことで豊洲に移すルートを省いて小売店やお店に直接運ばれる動きが出ています。
これにより、鮮度を保ったまま小売店に移せるというメリットがあると言いますが、その他にも輸送コストなどが省かれるというメリットも大きいと思います。
このようにITの力によって業界再編が加速され、今後一層厳しい業界というのは増えるのではないかと考えています。
今後も時代の変化に対してアンテナを張っていくことは重要だと考えます。
ありがとうございました。